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本研究では，実影をインタフェースとして，実世界の物体に影響を与える，影ユーザーインタフェース(KUI)を提案する．

既存の影を使った研究では，影を生成する実体を操作することで，影とのインタラクションを行うものがほとんどである．

KUIでは，古くからある影絵等の概念に着目し，実体と影の関係性を反転させ実影を操作することで，実体に影響を与えるインタラクションを実現する．
これにより，実体が変化することで，実影にもその変化が反映される．

オルゴール(オルガニート)は，個別のピンが長さの違う金属板を弾くことによって一音づつ音を奏でます．本作品は，楽譜を読み取る本体と，7つのスピーカーユニットから構成されます．オルゴールと同様に，1音に対して1つのスピーカーが音を出します．オルゴールの特性に加え，スピーカー1つ1つをバラバラに配置することがで，空間全体をオルゴールの箱に変換します．音に合わせ，光の演出でエレクトロニックなオルゴールを体験することができます．

openFrameworks，Kinect，sonicPiで体を動かし音を奏でるインタラクティブ作品を作りました．